【年末！在庫一掃企画！】アクアマリン/AAA 1.85ct✨ウンディーネの贈り物✨

SOLD OUT

size:1.85ct 8.6×6.5
type:オーバル 産地:ブラジル

澄んだ湖の畔に新しく居を構えた家族には年頃の青年がいた。
お話はその青年が釣りを趣味とし、日がな1日飽きずに湖に向って糸を垂らす毎日が続いた頃。
そろそろ夕方も越え暗くなる前、それは突然目の前に現れた。
透き通るようなマリンブルーを纏う美しい女性が湖の上に立ち、青年を優しい瞳で見つめる。
「あら？慌てないのね」
青年は固まっていた。
目の前の美しい女性に見惚れていたのもあるが、突然の出来事すぎて考えが止まっていたのだ。
あまりにも反応のない青年を見て女性はこう告げた。
「また明日、明るい内に」
そして女性は、スゥッ…と湖へと消える。
青年はハッ！として混乱する頭のまま家へと帰る。
夜中、ベッドで想うのは、あの女性は誰だったのだろう？一体何者なのだろう？そればかりだった。

それから数週間が過ぎ、相変わらず今日の食事用に魚を釣っていた青年に横から声がかかる。
「あら、今日はよく釣れてるのね」
えっ!?と横を向くと、あの時の女性が青年の隣に座っている。
一体いつの間にここに!?いや…それよりも聞かないとならない事が口から出る。
「君は一体何者なんだい？」
精一杯の勇気を絞り出し青年は問う。
「私？私は貴方とお友達になりたいだけよ」
答えなのかそうじゃないのかチグハグな言葉を女性は結ぶ。
「あまり長く居ると怒られちゃうから…またね！」
そう言って女性はまた湖に消えていこうとする。
青年は少し戸惑いながら、
「ま、また会えるのかな!?」
動悸が激しい。再会出来るならー
「んー…今度ね！」
女性はそれだけ言い残し姿を消す。
青年の心にはモヤモヤが残るばかりだ。

それからまた１ヶ月が経とうかという時、父と母が困った顔をして唸っていた。
何かあったのか聞くと、どうやらいつも釣りをしている湖の一部を埋め立てる話が上がっているらしい。
漁を生業としてる一家には大事である。
埋め立てが入れば湖は濁り、今迄の様な仕事は出来なくなる。
いっそまた引っ越そうかと真剣に親は悩んでいた。
そして青年は思い出す。
あの女性はどうなるんだ!?
結局まだ何も知らないままで、それでいいのか!?
青年は親の静止を聞かず、夜の湖へ走る。

息を切らせていつもの場所に着くと、ポウッと淡い青に包まれた女性が現れるー。
「…良かった、会えて。」
女性は青年に言葉をかける。
「もう今夜が最後だったから…お別れ言わないとね」
青年は何がなんだか分からない。
最後も何も、女性が何者なのか？どういう存在なのか？
何も…何も知らない。
「手を…出してくれる？」
戸惑いながらも青年は言われた通り女性の前に手を出す。
すると…
「私は…私はウンディーネ。この湖の妖精なの。でも…もうこの湖は住めなくなっちゃうから…会えなくなっちゃうの。だから…貴方に連れ出して欲しいの。」
そう言うと青年の掌に女性が吸い込まれるかの様な感覚を覚え、女性の声でこう告げられた。
「私を貴方の傍にー。私の真名は…アクアマリンー」
その声を最後に女性の声は聞こえなくなった…。
青年の掌に淡いブルーの美しい宝石を残してー。


カットも細かく入り色味も上品な青の素敵な宝石、アクアマリン✨
まるでおとぎ話に本当に出てきそうな魅力あるマリンブルーが色々な妄想を掻き立てる、なんとも美しい作品です(*^^*)
ボリューム感もしっかりとあり、アクアマリンの魅力を存分に感じられる仕上がりで、ルースのままでもお仕立てにでも楽しめる、素敵な宝石でもあります✨
厨二的な物語を書いてみましたが、ゆずにゃの頭の中ではそんなイメージの宝石で、青系では特に好きな部類のオススメの品となっております♪